キャリア採用

GLOBAL

当社の主要製造拠点は国内4つの工場のみとなりますが、海外は営業拠点とサービス拠点として世界中に展開しております。
また、各地のニーズに合わせテクニカルセンターを設置しており、お客様が求めるニーズに合わせた製品を展開するため、
実機を用いたテストや技術打ち合わせを重ねながら、お客様と共に、よりよい製品づくりの一助を担っています。

海外駐在員インタビュー

海外拠点では、現在多数の駐在員が活躍中です。
今回、駐在員を代表してアメリカ、タイ、ドイツに駐在中の3名の先輩社員に駐在員としての魅力ややりがい、そしてプライベートに関してインタビューしました。

INTERVIEW.01

Japan Steel Works America, Inc.
(アメリカ合衆国・ニューヨーク)
Y.K (2015年入社)
理工学部 物理学科 卒
現在どのような業務を
担当されていますか?
Q.1
私は現在NYオフィスでエンジニアリングマネージャーをしております。北米から南米のお客様向けの鋳鍛鋼品の技術営業が担当業務です。鋳鍛鋼品の中でも火力/原子力発電所で使用されるタービンロータや発電機軸材、リテイニングリングと呼ばれる部品が主ですが、工場設備やクリーンエネルギー関連の製品にも携わる機会があります。具体的には、エンジニアとしての仕様確認や技術事項のやり取り、お客様の前での技術プレゼン等はもちろん、営業としての見積り、入金管理の仕事も業務になります。
海外勤務ならではの魅力や
やりがいについて教えてください。
Q.2
仕事の裁量が大きいことと日本では出来ない経験が出来ることです。
NYオフィスは少数精鋭で働いておりますので日本で勤務していた頃よりも裁量が大きくなります。責任や負担は増えますが、やりがいや成長はそれ以上です。そして、海外勤務に限らず海外に中長期間滞在すると自分の様々な価値観が変わり、視野が広がるという経験ができると思います。NYは駐在員コミュニティーもあるので、他業種の優秀な駐在員と出会え、刺激を貰えるのも魅力です。
職場環境に関して
教えてください。
Q.3
JSW AmericaのNYオフィスはマンハッタンのど真ん中にあります(6th avenue の49street。Google mapで調べてみてください)。隣には大きなクリスマスツリーが展示されることで有名なロックフェラーセンターがあり、タイムズスクエアまでは徒歩5分と非常に恵まれた立地です。オフィスについては現在6名が勤務しており、私を含めて内2名が鉄鋼製品の担当者です。
現在(2022年年始)はコロナで週の半分程度は在宅勤務をしております。
海外駐在員として
常に
心掛けていることはありますか?
Q.4
常に強い心と余裕を持って生活しています。相手の言っていることが分からない、日本ではありえないトラブルが起きることは公私ともに日常茶飯事です。問い合わせをしても、担当者によって回答が違うなんてことも良くありますし、デパートのカスタマーセンターで英語が分からず聞き返しているとイライラされることもあります。それでもへこたれずに対応する強い心と、トラブルが起きても冷静に対応する心の余裕が大切だと思います。もちろん優しくて親切な人も沢山います。
現地での休日の過ごし方を
教えてください。
Q.5
最近はコロナが再燃していることもあり、家で過ごすことも多いですが、コロナが落ち着いていた頃は良く友人と食事に出かけていました。NYは駐在員が多いので、どんどん友人が増えます。私と同じゴルフが趣味の友人にも出会えて、早速アメリカでもゴルフデビューしました。
Meet upというアプリを使えば、アメリカ人の友人も簡単に作れます。コロナ前は日本語を学びたいアメリカ人、英語を学びたい日本人の会に参加したりもしていました。
今後の目標を教えてください。
Q.6
既存顧客との関係強化と従来製品を確実に受注することも大切なことですが、新規製品・新規顧客の開拓も駐在員の重要なミッションです。なかなか結果を出すのは難しい分野ではありますが、これまで培ってきた経験を活かして、将来日本製鋼所M&Eの主力となるような新製品を受注することが私の大きな目標です。また、仕事のためにも、よりアメリカを楽しむためにも語学の勉強もより一層力を入れたいと思っています。
▲写真は同僚と年末にワシントンD.C.へ旅行した際のものです。

INTERVIEW.02

The Japan Steel Works (Thailand) Co., Ltd.
(タイ・バンコク)
M.M (2010年入社)
総合人間学部 教育学科 卒
現在どのような業務を
担当されていますか?
Q.1
私は現在、The Japan Steel Works (Thailand) Co., Ltd. (以下JSWタイ)において、タイ国内顧客へのJSW射出成形機の販売、および、同法人に在籍するタイ人販売員、および、日本人駐在販売員、また、現地販売店の統括を担当しています。主に日系顧客を担当していますが、マネージャーとして、タイ人販売員や現地販売店の非日系顧客への販売のサポートも行っています。
海外勤務ならではの魅力や
やりがいについて教えてください。
Q.2
海外での営業業務は、日本以上に自分が中心となって多方面の方々と協力しながら仕事を進めていく必要があります。また、輸出入業務や契約書作成などの専門的な知識、プロジェクトの責任者としての迅速で的確な判断力や決断力などが求められます。そのような現場で、お客様と向き合い、現地の経済状況を肌で感じながら、具体的な営業戦略を自ら立案し実行していくのは、プレッシャーも大きいですが、非常に面白くやりがいがあると日々実感しています。
職場環境に関して
教えてください。
Q.3
JSWタイのオフィスは、バンコク市内から車で30分程度、スワンナプーム空港のすぐ近くにあります。職場の雰囲気はオープンで、何か困った事や分からない事があっても相談しやすいですし、トラブルが発生した際も皆で協力して解決しようという団結力がありますので、大変心強く感じています。職場の伝統行事として、毎月の誕生日会、年末の忘年会などがあります。ここ数年は新型コロナの影響で実施できていませんが、年に1度の社員旅行もあります。
海外駐在員として
常に
心掛けていることはありますか?
Q.4
常に自分がタイに駐在している役割や意味を考えながら仕事をするようにしています。自分が帰任した後も現地スタッフだけでしっかり会社を回していけるような仕組みや体制を構築していきたいと考えており、その為の土台として、日頃から現地スタッフが主体的に考えて行動できるよう働きかけ、サポートしています。また、日々の営業活動の中では、お客様に信頼頂けるよう、常に迅速なレスポンス、誠意ある対応を心掛けています。
現地での休日の過ごし方を
教えてください。
Q.5
普段の週末は、同僚と気になるレストランにランチに行ったり、お気に入りのカフェで読書したりとゆっくり過ごしています。毎週日曜日にはタイ語のレッスンに通っています。タイ文化に興味があるので、タイ料理教室に行ったり、博物館や美術館を訪れたりすることもあります。長期休暇には、友人と国内旅行に出掛けて、非日常な空間でリラックスしてパワーチャージしています。
今後の目標を教えてください。
Q.6
既存の日本的な営業スタイルを革新して新しい産業機械の販売スタイルを模索、確立したいと考えています。その為に、変化を恐れず新世代の為に積極的にチャレンジして行く姿勢を常に大切にしていきたいです。また、個人的に契約交渉が出来るレベルのタイ語を身に着けたいと考えており、タイ語検定に挑戦するつもりです。タイ語を駆使して、現地スタッフや販売店と協力しながら、タイ成形機市場でのJSWブランドの確立に貢献できればと思っています。
▲友人とクッド島に旅行に行った時に撮影したものです。

INTERVIEW.03

Japan Steel Works Europe GmbH
(ドイツ・デュッセルドルフ)
M.S (2013年入社)
工学研究科 機械物理工学専攻 修了
現在どのような業務を
担当されていますか?
Q.1
石油化学プラント内で使われる「造粒機」というプラスチックの粒を大量生産する産業機械の技術営業をドイツ/デュッセルドルフを拠点に行っています。駐在前に身につけた専門知識を活かし、基本的に現地のお客様や現地協力会社とのコミュニケーションの窓口となります。そして本社や広島製作所の各関係部門と一丸となって新規造粒機や交換部品の受注に向けた営業活動を行います。また、現在稼働中の造粒機に対するメンテナンス指導や操作面でのアドバイス、各担当地域の市場調査も重要な業務です。
海外勤務ならではの魅力や
やりがいについて教えてください。
Q.2
入社から海外赴任までの約7年間は造粒機の下流装置の設計業務を担当し、自らが携わった製品には特に思い入れがあります。それら製品を直接お客様に売り込む側となった今、当時の苦労が思い出されプレゼンにも自然と力が入ります。駐在前は社内連絡で受注を知ったものですが、今はお客様から「あなたが紹介した製品を買いたい」と直接伝えていただけるのです。受注に至るまでのプロセスは時に半年以上かかることもあり簡単ではありませんが、チーム営業により受注できた際は大きな喜びとやりがいを感じます。
職場環境に関して
教えてください。
Q.3
私の働くデュッセルドルフはドイツ西部に位置し「ヨーロッパで駐在と言えばデュッセルドルフ」というほど世界有数の日本人集中地で知られています。日本人向けスーパー、学校、病院等々が充実しておりドイツ語ができなくとも生活には困りません。また、すこし足を伸ばせばパリやロンドンといったヨーロッパの主要都市へも数時間でアクセス可能で、恵まれた環境だと感じます。長期休暇前になると「次はどこへ行こうか」と旅行を計画するのも楽しみのひとつです。
海外駐在員として
常に
心掛けていることはありますか?
Q.4
ヨーロッパは「プラスチック発祥の地」であることからも競合他社のレベルが高く、距離と言語の壁がある日本製の造粒機を販売することは困難に思えます。しかしながら、諸先輩方の並々ならぬ努力により、JSWの造粒機は現在もここヨーロッパにおいて驚くほど高いシェアを誇っています。先人が築いたJSWへの信頼を維持、さらにはより堅固なものにできるよう、「ヨーロッパにおけるJSWの顔」としての自覚を持ち、常に責任感を持った行動をとることを心掛けています。
現地での休日の過ごし方を
教えてください。
Q.5
ドイツには「閉店法」という制度があり、日曜・祝日は一部飲食店を除き店を閉めてしまいます。したがって基本的に土曜日に一週間分の食材を買い込みます。それを冷蔵庫に押し込んだ後は、同じくデュッセルドルフで暮らす日本人・ドイツ人と一緒にバレーボールの練習に毎週参加します。駐在員・永住者、老若男女さまざまなコミュニティによって人脈も大きく広がりますし、何より運動することが良い息抜きになっています。
今後の目標を教えてください。
Q.6
ヨーロッパは環境問題への取り組みが特に積極的な地域です。取り組みの対象は造粒機も例外ではありません。他にも、機器の大容量化、信頼性向上、メンテナンスコストの最小化など、市場の要求は多岐に亘るうえ、規制の見直し等によって日々アップデートされていくものもあります。その中で、JSWの造粒機がどうすればこれからもお客様のニーズに応え続けていけるのか。現地で見聞きし、感じたことを日本の設計・製造現場等に適宜フィードバックしていくことで、将来のモノづくりの方向性を決める一助となりたいです。
▲写真はエッフェル塔を背に元旦の太陽を全身で浴びる姿を妻が撮影したものです。