射出成形機に搭載されている電気基板の開発・設計・評価と、これらに関係するソフトウェアの作成を担当しています。電気基板はモーターや温度、外部機器との入出力を制御する重要な役割があり、射出成形機には欠かせません。自分が作った基板やソフトウェアが期待した通りに動作した瞬間には、達成感を味わえます。ただ、まだ入社3年目。自信を持ってプロフェッショナルといえるような、確かな技術や実績があるわけではありません。数年後にそうした力を身につけ実績を挙げられるよう、仕事に取り組んでいきます。

これから挑戦してみたい仕事は、次世代の射出成形機に搭載されるコントローラの開発です。当社では過去、スマートフォンやタブレッド端末で広く使われているマルチタッチOSを射出成形機として初めて導入した実績がありますが、次世代の射出成形機ではさらに進化したコントローラが求められます。より操作性を向上させ業務効率を上げられるようなコントローラを開発していければと思っています。

地元での就職を考えていた私は、実家から近く名が通っていた当社に関心を持ち、かねてから興味があった大型機械の製作に携われること、最初に内定をいただいたことから入社を決めました。入社前、当社に対する先入観はとくに持っていませんでしたが、実際に働いてみると、窮屈な思いをせず休みが取りやすい環境だと感じています。周囲の皆さんは適度に休みを取っている印象があります。まだこれといった仕事観は確立されていませんけれども、ショックなことや落ち込んだことがあっても数日で切り替えるようにしています。

学生の皆さんには、就職活動を機会にさまざまな会社を調べてみてほしいと思います。きっと活動終了後にも役に立つことがありますので。当社、とくに私が所属する制御技術グループの仕事の魅力は、基板のハード設計とソフト設計を基本的に1人の担当者が行う点にあります。両方とも一体で携わりたい方には良い仕事ではないでしょうか。