キャリア採用
技術系

機械×材料でJSWならではの製品開発に挑む

T.Y
(2013年4月入社)
(2013年4月入社)
室蘭製作所
イノベーションマネジメント本部
マテリアル技術研究所 材料開発グループ
工学研究科 機械創造工学系専攻 卒
(注)下記は、取材当時(イノベーションマネジメント本部 マテリアル技術研究所 材料開発グループ 所属時)の内容となります。
基礎研究から応用研究、更には製造方法の確立までを一気通貫で取り組む
マテリアル技術研究所では、金属材料の研究を担当し、基礎研究から応用研究まで幅広く取り組んでいます。基礎研究は大学との共同研究が多く、アカデミックな内容が中心です。
一方、応用研究は実製品に直結するため、製品部や製造部と密に連携しながら進める必要があります。また、次世代の新製品や新事業の創出にも取り組んでいます。 それらの社会実装に向けたビジネスプランを自ら考えるため、研究とは違った難しさがありますが、これまでの知見を活かせるため、なかなか面白いです。

私は耐熱鋼とニッケル基合金の材料開発と、これらの製造技術開発について研究しています。耐熱材料は航空や発電プラントで使用されるため、国内外で研究が盛んです。当社では創業以来、大型耐熱材料の研究を続け、これまでの知見と最新の知見を組み合わせて研究開発に取り組んでいます。
新材料を開発しても、製造方法を確立させなければ意味がありません。製造方法や装置の開発・設計まで、一気通貫で行っています。学会発表などで他社や大学の先生方とディスカッションしながら、新しい知見を取り入れています。
求められる知識も技術もレベルが高い。だからこそ、やりがいを感じる。
大学の研究室でJSWが作刀した日本刀を使った研究をしていましたが、JSWの具体的な製品は知りませんでした。しかし、授業で工場見学をする機会があり、超大型鋼塊の鍛造を目の当たりにし、その大きさに驚きました。
JSWは製品幅が広く、技術者として成長できる機会が多いと感じたこと、また、インフラや大型プラント関連の仕事も多く、やりがいがありそうだと感じたことが入社の決め手です。
入社後は、改めて製品の幅広さに驚き、求められる知識・技術のレベルが高いことにやりがいを感じています。私は機械専攻だったため金属材料に関する知識がありませんでしたが、上司や先輩に教わり、また、知識を活かす場を与えてもらうことで、良い経験ができました。当社は、人を育てることに熱心な会社だと思います。
信念は、五感をフルに使って
原理原則を理解すること
困難な課題を解決したり、新しい知識や技能を身につけたりした時、充実感を覚えます。特に印象に残っているのは、入社4年目に参加した金属材料の国際学会です。大学では応力解析や設計を専攻していたため、金属材料のデータを解釈し考察するのに非常に苦労しました。最終的に論文が受理され、発表できた時の達成感は非常に大きかったです。
また、私は原理原則を理解することを大切にしています。材料や機械製品には、外れることのない原理原則があります。時間をかけてでも理解して、地に足のついた研究や課題解決に取り組むことで、良い結果を残すことができます。重要なのは、五感をフルに使うこと。机に座って報告を聞いて考えるだけでなく、自分で実験をしたり、現場へ足を運んだり、担当者と話したりしています。

昨今の社会には非常に高度な製品が必要で、一つの技術に拘っていてはニーズに応えることはできません。その点、当社は機械と材料の両方を取り扱う珍しいメーカーです。機械と材料の両方を活かした、当社ならではの製品開発に取り組みたいと思っています。
学生のみなさんへ
当社は、唯一無二の製品を製造し、その技術を自社開発しています。当社で製造・販売している製品のほとんどは、当社でしか作れないものです。課題に直面しても教科書や文献に答えはありません。だからこそ、自分たちで解決していく必要があります。誰も取り組んでいないような課題に取り組むのは大変ですが、課題をクリアし、最終的に製品として社会に実装されるのは非常に面白いと感じています。

志望するのに、大学での専攻が直接関係なくても構いません。重要なのは、自分が何をしたいか、やりたいかをアピールすることです。入社してから勉強するくらいの心意気で大丈夫です。何をしたいか、やりたいかを知るためには、当社に限らず様々な企業を調べることが大切です。できる限り情報を集めることをお勧めします。
そして、最終的に当社に興味を持っていただけたら嬉しい限りです。お待ちしております。
ONE DAY SCHEDULE
ある一日のスケジュール
  • 06:00
    起床
  • 06:30
    腰痛対策でストレッチ、ネコの世話
  • 07:45
    出社
  • 08:00
    始業
    グループ員の業務内容や進捗状況を確認、必要に応じて業務分担を調整
  • 08:30
    前日までのデータや打ち合わせ資料を確認
  • 10:00
    打ち合わせ
    web会議で本社含めてプロジェクトの進捗状態、課題を確認
  • 12:00
    ランチ
    製作所内の食堂で同僚らと食べる
  • 13:00
    午前中の作業進捗状況を確認
  • 14:00
    製品部・研究連絡会
    製品の受注動向やトラブルの有無等を確認
  • 15:00
    論文用データ作成、執筆
  • 16:00
    後輩社員が作成した資料や報告書の添削
  • 17:00
    定時、残務処理と翌日の作業や会議内容を確認
  • 18:00
    退社
    帰宅後、ジムで筋トレ、夕食、家事、読書、動画視聴
CAREER
私のキャリアパス
  • 2013
    入社
    入社後、室蘭製作所で3か月研修。
    7月から室蘭研究所(現マテリアル技術研究所)配属。
    配属後は金型用銅合金のシミュレーションを担当。
  • 2014
    部門内異動
    広島製作所と協力し、鍛造マグネシウム合金部材の開発を担当。
    学会や顧客探索のため月に一度は出張。
  • 2017
    転勤
    広島製作所へ転勤。
    マグネシウム射出成形機の品質改善や開発全般を担当。
    大型機および次世代機の開発と設計(構造・油圧)に注力。
  • 2020
    転勤
    室蘭製作所/室蘭研究所(現マテリアル技術研究所)へ転勤。
    発電用ロータ軸材の合金設計・製造プロセス開発、ニッケル基超合金製製品全般を担当。